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エピソード-215

意見の正当化

 基本的に自分の意見または自分自身は正しいことを主張します。自分が悪かったとはなかなか認めたくありません。自分の意見を正当化するために色々な方法を使います。納得できる理由のある時もあれば、ただの言い訳の時もあります。聞く人は、きちんとした説明なのか、言い訳なのか見分けなければなりません。また、もっともらしい説明や理由を話す人や、相手を丸め込もうとする人もいますがそれも言い訳です。相手の主張を理解することは大事ですが、あまり関係のないこと、議論をすり替えることには無理に付き合う必要はありません。

 意見を正当化する人はミスや悪い出来事を認めたくない、責任を取りたくないという考えもあります。それは評価が下がるなどマイナス面が大きいことも理由の一つでしょう。しかし、ミスを認めたくなくても起きたことは起きてしまったのです。誰かが対処しなければなりません。自分を正当化している間は適切な対応もできません。ミスを穏やかに過ごそうとしても、結果的に悪化する可能性の方が高くなります。ミスや失敗をきちんと報告する習慣はとても大事です。そして、仮にミスが起きても「ミスしても大丈夫」という安心感があると、意見の正当化は少なくなるかもしれません。

 

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