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エピソード-226

好かれてからゆるんだ姿

 人に好意を持ってもらうために自分の良い面をアピールすることがあります。それによって相手は印象を良くしてくれるかもしれません。仲良くなって、近い話が出来るかもしれません。これはとても良いことですが、良い面だけを常にアピールするのには限界があります。しかし、ある程度の親しい関係になっていれば、多少の緩んだ姿、オフの姿をみても気にならないものです。「そういう一面もあったんだ」程度ですむでしょう。しかし、この緩んだ姿を最初に見たら相手は驚いてしまうでしょう。「初対面でこの人は何なんだ?」と思って離れていくでしょう。

 長く続く人達は確かにいい面だけでなく、オフの姿も見ているでしょう。しかし、初対面の人に対してオフの姿を見せるのは、マナーやエチケットに欠けています。どんな立場でも人と会う、人と接するには一定以上の態度が必要です。これは相手に対する敬意でもあります。もちろん親しくなった後でも同じことです。少し緩んでも完全にオフではありません。一見オフに見えても本人同士では成り立っていることもあります。これが窮屈に感じるか自然と感じるかは相手によって変わるでしょう。気の合う人や好きな人とは自然に感じやすいでしょう。そのため、長い付き合いになっていくのでしょう。

 

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