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エピソード-222

主張

 自分の意見や考えを主張することはよくあります。そして主張すると聞く人は何かを感じます。これは必ずペアとなって起こります。「意見は主張するけど、相手が何を思うかは知りません」とはなりません。これは主張ではなく、無責任に言葉を発しているだけです。相手にも自分にも、誰にとっても何のプラスにもなりません。主張する時は必ず相手がどのように思うかを予想しなければなりません。イエスかノーか別の反応をするのか意識します。なお、相手が予想とは違う反応をすることは結果論なので、ノーや違う反応でも主張したことが無意味なわけではありません。主張することは小さな結果です。自分の内側にある考えを外側の人に表現したのです。

 また、主張しないという選択肢もあります。言わないことは賛否あると思いますが、状況によります。主張には意見を述べるきっかけもあれば、賛同、否定、提案など色々なタイプがあります。自分の個人的な主張と全体の成果としての主張のどちらを優先するかという側面もあります。

 とは言え、基本的には主張することは大事です。ただ、しつこくなりやすい時はほどほどに抑えた方が良いかもしれません。周りが見えなくなったり、自分の主張に熱中しすぎると周りの人から熱すぎる人と思われるかもしれません。ただ、それ自体がいい意味で個性であれば問題ないのでしょう。

 

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