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エピソード-221

「そうなんだ」と気づく

 何か失敗したり上手くいかない時には原因を色々考え込みます。この時自分の中でいくつか仮説を立てます。そしてどの仮説が最も可能性が高いかを考えます。この過程は重要ですが、「なぜ失敗したのか」という問い自体も「この問いかけは正しいのか」と考える時もあります。「そもそもこれは問題なのか?」、「これが本当に最善策なのか?」、「ほかの選択肢はあっただろうか?」などです。もちろん目の前の現状を打開したり、改善することは必要ですが、出来れば同じ失敗は繰り返したくありません。もし同じような失敗や困難を繰返している時は考え方や進め方を見直す時かもしれません。

 人の行動や考え方にはある程度くせやパターンがあります。自分の勝ちパターンがあれば、負けパターンもあります。勝ちパターンは繰返し経験することで強くなりますが、負けパターンは改善したいです。そのきっかけが様々な気づきです。一つの出来事の原因だけでなく、類似の出来事に対する原因を考えてみます。考えても分からないことが多いと思いますが、「起こるべくして起きたかもしれない」という考えもあります。一度あらゆることを疑ってみることです。決して自分を責めてはいけませんが新しく「そうなんだ」と気づいた時は今までと違った考えや行動をとることが出来ます。

 

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