金属材料基礎講座-162

XRDの相対強度

XRDにおいて回折パターンの相対強度におよぼす影響は主に6項目あります。

 

1 構造因子

2 多重度因子

3 かたより因子(偏光因子)

4 Lorentz因子

5 吸収因子

6 温度因子

 

これら因子をまとめると式(1)が得られます。

 

I=相対積分強度

F=構造因子

p=多重度因子

(1+cos22θ/sin22θcosθ)=Lorentzかたより因子

A(θ)=吸収因子

e-2M=温度因子

 

 また、吸収因子と温度因子は省略されることもあるため、式(2)を使用することがあります。

 

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