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金属材料基礎講座-48

ビーチマーク

 ビーチマークもストライエーションと同様に割れの進行で見られる特徴的な破面の1つです。き裂周辺から最終破断部の間で目視で確認できる破面模様です。き裂の進行が一定ではなく、例えば、繰返し応力負荷機関と停止期間があると、停止しているときにき裂の破面が酸化します。そして再びき裂が進行すると、そこでも破面の酸化が起きますが、その前段階で破面が酸化したところと酸化物の厚さに差が出ます。それが徐々に模様となっていきます。ビーチマークは常時繰返し応力が負荷されずに、繰返し応力と停止期間がある時に現れます。この様子を図1に示す。そのため、常に一定の速度でき裂が進行するときにビーチマークはほとんど現れません。また、ビーチマークは貝殻マーク、シェルマークなどと呼ばれることもあります。