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エピソード-171

アドバイスとわがまま

 人から言われることがアドバイスか、単にその人のわがままかを見分けるポイントとして、内容を実行したときの影響力や範囲の大きさを予想することがあります。大きなリスクが少ない時、広い顧客に良い影響がある時など効果の大きさやその範囲が広く、リスクやデメリットが少ないことなどがあげられます。それに対してわがままであれば、意見を言った人以外にあまりメリットがないこと、他の人には不利益になること、そもそも言ってることが矛盾していることなどです。モンスターカスタマーやクレーマーがこれに相当します。

 アドバイスする人は本人以外にも相手のこと、顧客のことなど多くのことを考えることが出来ます。そのため個人的な視点よりも広い視点に立てます。わがままを言う人は自分のことを優先するので、周りの人の影響はあまり考えないため狭い視点となります。もちろんこれが全てに当てはまるわけではありませんし、クレームっぽい内容でもちょっと見方を変えたり、改善することでよい効果をだす可能性はあります。

 アドバイスでもわがままでも広い意味で第三者の意見という点では同じです。そのため、その意見をどのような形で活かすかは受け取り手次第です。いい意見でも実行するのは難しい時もあります。出来る限りよいアドバイスを活用したいです。