エピソード-167

小さな変化

　日々の習慣などをいきなり変化させることは大変です。最初はよくても、すぐに挫折することもよくあります。しかし、現在の行動を変えなければ今よりも大きな成果を出すことは出来ません。早く大きな成果を出したい気持ちも分かりますが、いきなり今までの2倍の成果を出すことも困難です。少しずつ伸ばしていく方が現実的です。もちろん、大きな環境の変化が起こり、いきなり大きな成果が出ることもありますが自分自身の行動や変化の結果ではありません。

　人は変化よりも現状維持を好む性質があります。今までの習慣を変えたくないのです。それを変えるのですから大変ですし、変化量が大きいと肉体的、精神的負荷が大きいので長続きしません。しかし、変化量を少なくすると負荷も小さくて済みます。少しずつ慣らしていくのです。次第に「変化する」ことが習慣となっていきます。そして身体が変化を求めるようになったら大きく変えればいいのです。

　どうしても自分の手元に成果が少ない時は、成果の大きい人が気になります。しかし、その人たちも一瞬で今の成果を成し遂げたわけではないです。やるべきことをやってきた結果です。自分が出来ることを少しずつ変えていくことで徐々に成果となっていくもの。それが成果につながる行動です。