· 

エピソード-163

情報と不安

 全くわからないもの、見たことない物、未知の分野に対しては不安があります。それは何が起こるかわからないからです。有益なのか、問題ないのか、害なのか分からないと悪いことを想像してしまいます。そして害の時はどの程度の被害となるのかを考えます。これらの予想は分からないための不安が原因です。不測の事態やリスクに対して警戒することは重要ですが、主に自分の責任範囲の外のことが対象になります。単に分からない、知らないのであればリスク管理する前に情報を集める方が先であり、重要です。リスク管理をするのは情報を集めても分からないことなので、最初の段階よりもリスクの範囲は小さくすることが出来ます。

 情報は色々な側面がありますが、リスク回避という一面があります。内容が専門的になると表面的な情報だけではなく、真意を読み取る力が必要になります。またはこのような専門家とのつながりも一つの情報となります。知らないことは別に問題ではありません。今までその情報に触れる機会がなかっただけです。問題なのは、知ろうとしないことです。分からないものをそのまま放置することです。分からないことを放置するとリスクもどんどん大きくなってしまいます。出来るだけ早く不安やリスクには対処します。