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エピソード-150

弱点と問題

 誰でも弱点、弱み、苦手なことはあります。そしてもちろん強みや長所も持っています。弱みや強みは評価基準の問題であって、個性や特徴と考えることもできます。しかし、成果を出すために弱みとなることは出来るだけ目立たないようにしたいです。強みをたくさん活かすことで成果が出るシステムを作ることが重要です。その一方で仕事などを進めると多かれ少なかれ問題が発生します。問題は弱点とは違って必ず解決しなければなりません。放置すると問題がどんどん大きくなってしまい手に追えなくなります。まだ問題が小さい時に対処するのがよいです。問題を処理する時間や労力も少なく済みます。

 弱点と問題の違いは解決する必要があるか否か、元々の性質に由来することか、異常なことに由来するかなどの違いがあります。弱点も個人の弱みもあれば組織の弱みもあります。個人の弱みはたいてい不得意なことです。組織の弱みは色々な面がありますが、結果的に成果がでにくい分野などがあります。問題に対して仮処理や一時的な措置をすることは良くありますが、これはあくまで一時的であり後ほどしっかり問題を直さなければなりません。しかし、一時措置が長く続いてしまい、それが通常状態となることも少なくありません。そうすると変なローカルルールができてしまい標準作業から外れてしまいます。