価格は信用
多くの製品において価格はコストと利益から成り立っています。利益率は製品、企業、業界によって様々です。そして、傾向として高価格な製品はコストがかかっています。コストには材料費、加工費、人件費、輸送費などが含まれます。良い製品を作るためにはそれなりにコストがかかります。低価格は買うときは良いですが、コストをかけることが出来ないので、長期的には品質が低下します。また利益率が下がると新製品を作ることや人の育成も困難になっていきます。これらは広い意味で企業の価値であり、品質です。そして企業の信用にもつながっていきます。
例えば100均ショップで製品を買うときに品質を気にする人はどの程度いるでしょうか。おそらく品質を重要視して100均ショップを利用する人はほとんどいないでしょう。仮に製品が残念であったとしても「100均だし、まぁいいか」と思うでしょう。つまり、無意識的に価格と品質をつなげています。それがそのまま製品やお店の評価や信用となります。逆にしっかりした価格の製品であれば、不具合などは保証となります。コストをかけているため、雑な製品にはできないという側面があります。これが買う側からすると価格に対する信用になります。一定の品質を確保するためには最低限のコストが必要になります。そのため、不自然に低価格な製品は結果的にそれなりの製品となってしまいます。
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