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エピソード-140

出来ることを行う

 現在出来ないことに取組むことは良いことですが、明らかに出来ないことは出来ません。出来ることしか出来ないのです。出来ないことに無理に取組んでも、出来る人には仕上がりの品質も出来るまでの時間も及びません。しかし、出来ることなら何でもよいわけではありません。出来ることの中から成果などに結びつくことを選ばなければなりません。そして、出来ることを進める中で少しずつ新しいことにチャレンジしていきます。そうして自分のキャパを広げていきます。出来ないことはやりませんが、自分の成長を怠ってはなりません。

 「出来ないことはやらない」というと可能性を否定するような気がします。しかし、限られた時間の中で出来ることは無限ではありません。一日で出来ることには限界があります。「時間をかければ出来るかもしれない」程度のことに時間を取られて、本来やるべき作業の時間をなくしては意味がありません。出来ることの中から可能性を広げる方が効率が良いです。一つ中心となることを広げていく中で、一つだけでなくマルチに広げることが出来れば広げればよいのです。まだ自分の中心の軸がはっきりしない時に中途半端に色々なことに手を出すと何も身につかず終わることもあります。注意するのは好き嫌いではなく、出来る出来ないです。