· 

エピソード-137

感情の良し悪し

 人は感情をもって生きています。この感情が良い方向に働くことがあれば、足を引っ張ることもあります。楽しいと感じることは高い集中力やモチベーションを発揮して物事を成し遂げることができます。しかし、やらなければならないことでも、つまらない、面倒くさいと言って放棄したら成果はありません。さらにやりたくない言い訳や理由を付け足すと、余計に状況は悪化します。人の集中力も長くは続かないので、良いモチベーションから始めても、次第に低下していきます。モチベーションが低下した時に、再度行動を起こすのにどうしたらよいかです。

 怠けている自分との勝負となりますが、何か手を動かしたり、比較的簡単な行動することです。悪い感情に逆らうには、あまり考えずに、機械的に行動します。いきなり難しいことに取り組むとハードルが高いからです。そして、仮に自分に負けて怠けてしまっても自分を責めないことです。自分はダメ人間だと責めてしまうと、余計に感情的に落ち込みます。怠けることは褒められたことではありませんが、自分を責めても何も変わりません。自分を責めるくらいなら、やるべき行動を一つでも多くこなします。自分の感情は強烈に露骨でない限り、周りの人は見ることはできません。つまりあなたの感情を他人はわからないのです。相手が分からず、気づいていないことに自分が振り回されるのは損であり、無意味なことです。