· 

エピソード-131

客観的な批判と拒否

 自分の意見や提案を批判されることはよくあります。時間がかかり過ぎる、楽観的過ぎる、言いたいことが分からない、などの言葉を言われたことはありませんか。この時相手は何を考えてこのような言葉をあなたに言うのでしょうか。もし、多くの人が同じ意見や感想をもつのであれば、あなたの意見や提案に何か抜けていたり、落ち度があるのかもしれません。しかし、どんな提案や企画をしても無条件に批判されるときもあります。まるで最初から批判することが決まっていたようです。これは意見の批判というよりも、その人は他人を拒否しています。あなた以外の人でも拒否する人は拒否します。そしてどんなアプローチをしても、相手自身の考が変わらなければ何度話をしても拒否されます。

 つまり、自分の意見が批判されている理由が自分にある時と相手にある時がある、ということです。自分の改善によって状況が変わるのであれば、改善案を用意します。適切に批判や改善することによってお互いに成長できます。しかし、拒否する人とはあまり成長や信頼が生まれません。1回、2回ではわかりませんが、何度も繰り返すと、「おかしい」と感じるようになり、積極的な関わりがなくなります。拒否することは自分にも相手にもマイナスばかりです。