弱点を避ける
個人的、組織的な弱点はできる限り取り除くのが良いです。そして、この弱点もその時の状況によって対応も変わってきます。基本的な対応としては弱点を避けること、あまり関わらないことですが、すでに弱点が問題となっていたり、どうしても避けて通れない状況もあります。その場合は被害や損失をできるだけ小さくしてやりすごすことが必要です。弱点を改善したり、克服しようとするのは得策ではありません。あなたにとって弱点でも、他社にとっては強みや得意となっていることがあります。相手の得意なことにわざわざ弱点で勝負しても勝ち目が少ないからです。
弱点を避けることはリスク回避にもなります。売上が伸びない製品群や分野については赤字を大きくする前に撤退することも一つの方法です。不誠実な相手であれば取引中止もあります。もちろん、何かと文句をつけて必要なものもカットしてしまい、経営を維持するのが困難になってはなりません。明らかに足を引張っていることだけをカットの対象とします。
製品やサービスであれば売上と経費から利益率の高い、低いはすぐにわかります。しかし、顧客満足や、個人やグループの得手不得手のような数値化しにくい分野は判断が難しいことがあります。顧客の感じることと、自分が感じることが一致するとは限らないからです。
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