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エピソード-124

具体的な目標と細かい仕事

 大きな目標を掲げることはよくあります。しかし、目標には数値など具体性が必要です。単に「売上を伸ばす」よりも「売上〇万円」の方が具体的です。目標が具体的であればあるほど見た人がイメージしやすくなります。現実的か非現実的かはともかく、一旦目標を上げないと何も始まりません。具体性のない目標はただのスローガンとなってしまいます。スローガンでは何となく意識するだけで、人を動かすことは出来ません。目標の大小はチャレンジングかどうかに関わってきます。単純にタスクをこなせば達成できることか、新しいことにチャレンジしないと達成できないことが含まれているかです。目標に対して一つ一つの仕事を細分化した時にどの程度、新しいことや不確定要素が存在するかです。これが目標に対する難易度となります。そして、いわゆる準備や段取りとは新しいことや不確定要素の把握と正確な予想を立てることです。

 そして、計画の最も重要なことは仕事の細分化です。仕事の細分化ができなければ、日程管理が出来ません。計画は予定と実績の比較や進捗管理だけではなく、その前段階から始まっています。計画の良し悪しは細分化の精度です。どこまで細かく仕事を分けることが出来るかが重要です。達成の難易度は高いけれども実現の可能性がある目標は現実的な目標です。それに対して、打つ手なし、お手上げ状態となってしまうと非現実的な目標となります。