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エピソード-121

居心地のよい環境

 居心地のよい環境とは単に楽しい環境や楽な環境ではありません。楽しいことは人によって違うため、楽しい環境も人によって異なります。これは特に趣味・娯楽などにおいてよく見られます。そして、居心地のよい環境とは自分の状態によって変わります。常に動き続ける人、前進する人は同じように人が集まる環境を好みます。反対に止まっている人は止まっている人が集まる環境を好みます。類は友を呼ぶと似ています。もし、前進する人が止まっている人の多い環境の中に入ると、非常に居心地が悪く感じるでしょう。話も合わないでしょう。逆も同様です。止まっている人が前進する人の中に入ると居心地が悪いでしょう。なぜなら、前進する人は前進することが楽しく好きなのです。そして、止まっている人は止まっていることが好きなのです。周りの人と自分の趣向が異なるのでお互いに気まずくなります。

 また、自分よりもレベルの高い人の環境も居心地は良くはないです。しかし、自分の成長の延長線上に位置していれば、それほど苦にはなりません。止まっている人の中にいる時の居心地の悪さとは違った気持ちになるでしょう。身の丈よりも大きな舞台に上がったような不安や緊張感があります。自分が成長できる環境がどのような場所なのか認識すると環境選びにも役立ちます。