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エピソード-111

伝え方

 人とコミュニケーションを取るときは自分の意見を話し、相手の話を聞きます。自分が話す時も聞く時も使う言葉と伝えたい内容について注目します。コミュニケーションにおいて100点満点の模範解答を示すことは難しいです。それは人や状況がその時、その時で変わるからです。同じ人でも状況によっては変わります。しかし、それでも良い言葉、悪い言葉はあります。敬語や丁寧語などは良い言葉です。基本的に相手に敬意を表します。反対に感情的な暴言やスラングなどは悪い言葉です。相手に敬意を払いません。敬語や丁寧語は慣れていないと難しいかもしれませんが、使っているうちに慣れてきます。多少ぎこちなくても、相手もそこまで気にしません。

 自分が伝えたい内容を言葉にして相手に伝えますが、一方的に話すのではなく、相手の理解度を見ながら話します。話の内容についてきているか、そもそも聞く姿勢となっているか、協力的か否定的か、好きな話題か嫌いな話題か、など相手の考えや思考は様々です。特に仕事であれば利害関係も重要になります。相手にメリットがなければ交渉は成立しません。

 回りくどい言い方ではなく、簡潔に要点をまとめて、相手が理解できる言葉や言い方で話します。きちんと伝えることが重要です。「俺の方が優れている」ことをアピールするのではありません。