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エピソード-110

外見を整える

 その時、その状況に応じて、相応しい服装や格好をしていますが、機能面だけでなく外見を整えることには意味があります。それは自分自身へのスイッチや、周りの人に与える影響という一面もあります。普段着の時と、仕事着では大なり小なり気分や緊張感が変わる経験をしたことがあるでしょう。外見は一番外側の内面という考えもあります。そして外見の変化にはあまり時間がかからないことも利点の一つです。人が内側から成長することもありますが、それには時間がかかります。外見と内面はつながっているため、外見を変えることで内面にも徐々に影響を与えることができます。

 外見の機能ではない、いわゆる身だしなみについては人によって好き嫌いや好みがあるので必ず正解があるわけではありませんが、ハズレを引かないことです。人と会う時は礼儀として外見を整えることが必要です。「どうでもいい、なんでもいい」というのは自己中の考えです。「中身が大事」という意見は外見をサボっているだけです。中身を磨くことは大事ですが、それを理由に外見をサボっていい理由にはなりません。とはいえ過剰に外見にこだわる必要もありません。外見はコストをかけようと思えばいくらでもかけられます。自分にスイッチが入るようになればよいのです。