人を見る目
採用面接などでは応募者の能力、実績の他に将来性などについても注目します。その時点の経験や実績は評価しやすいですが、その人が将来どのように成長するかを予想するのは難しいです。その人自身の潜在能力や可能性の他に指導者や環境など外的要因も含まれるからです。その中で今回は、相手の潜在能力や可能性について注目します。
人の評価において潜在能力や可能性は経験や実績と異なり、評価しづらい項目です。これは今の時点で成果や実績がないからです。つまり、人の外面的な要因ではなく、内面的な要因を観察する必要があります。人の内面を観察することは、観察する人がどれだけ自分の内面を観察できるか、ということに関係してきます。自分でも、相手でも「人を見る」ということは共通しています。はじめは相手の内面を見ていても、ふとした時に「そういえば自分はどうだろうか」と思う時があります。人に対してカッコイイことを言っても自分は出来ているだろうか、同じ状況の時に自分ならどのように判断するだろうか、と自分に問いかけていきます。そうすると自分を客観的に見れるようになり、その結果相手を見る目も養われていきます。
もちろん自分も相手も人間なので全てが予想通り、理論通りに進むことは少ないでしょう。それでも、自分自身が成果を出す人は、相手が同じように成果を出せる人かどうか判断することは得意でしょう。
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