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エピソード-100

失敗

 失敗という言葉は「負けた時」や「上手くいかなかった時」に使います。その一方で、諦めた時、挑戦を止めた時が失敗という考えもあります。この考えでは目先の「損」は一つの結果にすぎないということです。どちらが良いというわけではありませんが、失敗にはこのような二つの考えがあります。後者の諦めた時が失敗という考え方も、「最終的には成果が出る」ことがわかれば、目先の失敗は気になりません。諦めずに続けることができます。しかし「最終的に何の成果も得られない」と思うと、続けるのは難しいです。ただ大変な経験をして結局成果がないと時間と労力を無駄にするからです。

 また、成果が出るか出ないか分かりませんが、続けることで何か変化が起こることもあります。これは実行しなければわかりません。この継続することで起こる変化が、自分が求める成果に近いものであれば継続した成果と言えるでしょう。目先の成果も最終的な成果も、どちらも自分で設定します。成果は他人が設定するものではありません。簡単な成果か難しい成果かは自分で決めます。自分で決めた目標値に対してどれだけ達成したか、近づくことが出来そうか、そもそも無謀な目標を設定していないか。そう考えると目標設定の時点で成功か失敗か決まりそうです。