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エピソード-82

こだわり

 自分だけの独特なこだわりがある人がいます。ごく身近な習慣的なことから、思考まで色々なこだわりがあります。適度なこだわりはルーティンのようになり良い方向に働きます。しかし、こだわりが強くなりすぎると、それ以外を受け付けなくなります。例えばお昼休みは12時から13時と決めたとします。しかし、仕事の都合上、12時をすぎたり、13時前から準備することなどは起こる可能性があります。こだわりが強すぎるとこのような状況に対応できなくなります。また、強すぎるこだわりを人に押し付けるのは強要になりやすいです。意味のあること、効率的なことは多少強引でも受け入れますが、意味の分からないことを強要されても拒否したり反発します。

 自分のこだわりは自分では気づきにくいものです。他の人がみたら「なぜ?」と思うことも本人にとっては自然なこと、習慣的なこととなっていることが多いです。何かにこだわることはよいのですが、あまり意味のないことや他人が受け入れがたいことは、強くこだわらなくてもよいかもしれません。「別の方法がある」と考えるのことも大事です。