行動意識
目標の重要性は誰もが知っています。目標設定、目標管理など「目標」と名の付く言葉はたくさんあります。大きな目標を立てることはそれほど難しいことではありません。「世の中に新しい価値を提供する」「地域の活性化に役立つ」「困っている人を助ける」などこれらの目標には多くの賛同が得られるでしょう。そして、目標には必ず行動がともないます。この行動について細かく区分けすると、意見の衝突が起きてきます。「もっと良い方法がある」「これでは〇〇が犠牲になってしまう」など目標自体は同じでもお互いの立場から優先することや犠牲にすることの意見に食い違いが起こります。
組織やプロジェクトのリーダーはそのような意見の食い違いの中で安全性、納期、コスト、メンバーのモチベーション、社会的影響など色々な視点をもって最大の成果と最小の損失のバランスを取らなければなりません。成果だけに注目すること、損失だけに注目することはベストではありません。理想は持ちつつ、現状の選択肢の中から目標に最も近づける行動をとります。そして、外部環境は時間とともに変化しやすいので、その都度、行動を変化させる必要があります。それが臨機応変であり、行動意識です。
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