· 

エピソード-61

自己評価と他人の評価

 客観的に自分を評価することはとても大事です。そして、周りの人からの評価も同じように大事です。これが同じくらいに評価されれば、「自他ともに認める〇〇」となります。では自己評価が高くて、周りからはあまり評価されない時はどうでしょう。自己評価が甘いか、周りにもっと優れた人がいるかもしれません。それまで負け知らずの人がいきなりこのような状況になると挫折することもあります。反対に自己評価が低くて、周りからは高評価の時はどうでしょう。自分としては「まだまだ上には上がいる」と思っていても、周りの人は十分にあなたが優れていると評価します。周りの人が評価しているのであれば、自分の向上心を持ちつつも評価されることに応えても良いと思います。必要以上に自分はまだまだです、と言うとむしろ嫌味に聞こえます。

 上には上がいるのはおそらく事実でしょう。世界一になれる人は世界に一人だけだからです。しかし顧客にとってはあなたが一定の能力以上に優れていれば、世界一かどうかはほとんど関係ありません。「自分たちでは出来ないことが出来る人」なのです。自分の能力や実績は日々変化します。そして周りの評価も、場所や環境が変わればたちまち変化します。特に自分自身あまり変化していなくても、あるグループでは低評価でも、別のグループでは高評価になることもあります。人の評価は相対的になりやすいので、どちらが善い悪いということではありません。自分にとって成長できる場所を選ぶことが大事です。

コメントをお書きください

コメント: 1
  • #1

    古賀 (水曜日, 13 1月 2021 12:48)

    「顧客にとってはあなたが一定の能力以上に優れていれば、世界一かどうかはほとんど関係ありません。「自分たちでは出来ないことが出来る人」なのです。」なるほどですね!一転語ですね。また勉強になりました!ありがとうございます。