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エピソード-60

得意なこと

 得意なことと好きなことは同じであることが多いです。得意だから好きなのか、好きだから得意なのかどちらでしょう。これは自分から見た得意なことですが、一方で他人から見て得意そうに見えることもあります。自分が思う得意なことと、他人が思う得意なことが一致していれば、それは大きな強みになります。このような強みを生かして仕事に取り組みたいです。

 では、他人から見て得意そうに見えるのはどのようなことでしょうか。これは自分から見て誰か他の人が特定の分野で自分以上の能力や実績があると、「〇〇さんは△△が得意、うまい」と思うことと同じです。もし、誰かに「〇〇が得意なのですね」と言われれば、たとえ自分にとっては普通のことでも、周りの人にとっては優れたことや簡単には出来ないこととして目に映ります。長い期間勉強したり、練習した結果身についたこともあれば、ごく自然にやったこともあるでしょう。しかし、それは相手にはほとんど分かりません。相手はあなたが今それを出来ている、ということを見ているのです。どのような過程をへて今に至るのか考えてはいません。もしかしたら、その分野に精通している人ならそこまで考えることが出来るかもしれません。しかし、その数は少数です。他人から言われることは客観的に自分の強みになっているでしょう。