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エピソード-54

出来事に注目する

 一日の予定が多い時などは急いだり焦ったりしやすいです。さらに時間に追われていたり、クレーム対応などがあると自分も相手も感情的になりやすいです。しかし、やることが多くて時間がかかる状況でも感情的にならずにやること、出来事に注目することが大事です。「お客さまが怒っているから早くしなきゃ」ではなく、「今自分がやることは何か、優先すべきことは何か、この仕事にかかる時間はどのくらいか」という思考を働かせます。嫌いな人と交渉することが必要になるかもしれません。しかし、それも仕事の1つです。私情をはさまず淡々とやるしかありません。嫌いなことを無理に好きになったり、モチベーションを上げる必要はありません。ただやるべきことをやるだけです。

 仕事の成果を出すためにただ一つの仕事だけをすればよい、ということはほとんどないでしょう。メインの仕事は好きなことや得意なことである場合がありますが、補助的な作業や交渉も仕事の1つです。チームで仕事をしている時はチームワークも重要な仕事です。もちろん協力してもらえることは協力してもらいます。苦手でも自分でやることは自分でやります。成果を出すためには細かく区分けした仕事を全て完了しなければならないからです。自分、または自分のチームの担当の仕事を期日までに完了することが仕事に対する責任です。苦手な仕事こそ感情的にならずに「いつまでに何をすべきか」だけに集中して取り組みましょう。