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エピソード-53

議論か既定路線か

 会議やプレゼンなどで自分と反対意見がでることがあります。しかし自分の提案は通したいです。反対意見を聞くと同時に、相手がより良いものを求めて議論がしたいのか、結論ありきで反対意見を述べているのか観察します。議論がしたい人とは議論をすればよいのです。自分の提案の何に反対するのか、もっと良い意見があるのか、優先順位はどこにあるのかを議論すればよいです。論理的に話をすれば相手はそれに応じるでしょう。価格、品質、サービス内容、顧客満足など、相手にとって重要な論点をみつけるのです。

 大変なのは結論ありきな人です。すでにNoの結論が出ている相手にYesかNoかと議論することは時間の無駄でしょう。形式上議論のかたちをとりますが、そもそも議論する気などないのです。例え相手の意見に論理的な返答をしたところで変わらないでしょう。あなたの提案とは全く別のところで既定路線が出来上がっています。これを崩すのは非常に困難です。なぜなら、あなたの力のおよばないところで議論が結論づけれてているか、仕事という枠をこえた、その人自身の重要な価値観によって決められているからです。

 社会では様々な議論が行われていますが、結論を導くための議論なのか、既定路線を確認するための議論なのかよく観察して、それぞれごとに対応することが必要です。