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エピソード-37

成果と人間関係

 職場や仕事に限らず人間関係は殺伐とするよりも和気あいあいとした方がよいでしょう。この人間関係の雰囲気は仕事の成果にどの程度の影響があるでしょうか。人間関係と成果に直接的な影響は少ないでしょう。これは成果をだすための目標や計画がしっかりしていて日々の進捗が管理されていれば、例え周りの人やチームが嫌いでもやるべき仕事をこなすことで成果は生まれます。「〇〇さんが嫌いだから仕事を放棄する」というのはプロ失格ですが、これが起こるほど人間関係が壊れると仕事の成果にも悪影響をおよぼします。反対に「この仕事出来てないけど、△△さんに注意して嫌われたくないから言わない」というのもプロ失格です。仲の良い人でも仕事の成果に対しては毅然とした姿勢を示す必要があります。なれ合いになってはいけません。

 人間関係は良すぎず、悪すぎなければ成果にはあまり影響しません。しかし優れた成果を出すには良い人間関係は必要でしょう。仕事は一人で出来るものではありません。多くの人が関わることで成果を出せます。一人一人が能力を発揮するには周りの人との人間関係が協力的でなければなりません。いわゆる風通しの良い雰囲気、色々な意見や考えが飛び交う雰囲気がよいでしょう。