· 

エピソード-15

人が輝くとき

 我々人間はこの世に生を受けて産まれてきました。それは素晴らしいことです。さらに人として成長し輝くことを目的として生きています。例えどんなに「自分にそんな輝くものなどない」と思っていても、生きているかぎり輝くことができます。これは特別、ノーベル賞を受賞するような偉大な研究者、有名なプロスポーツ選手、世界一の経営者、アーティストである必要はないのです。各人が持っている魅力を最大限に発揮すればよいのです。ここで大事なことが3つあります。

 1つ目はこれは他人との比較ではないことです。もし、比較するとしたら、それは過去の自分のみです。どれだけ昨日より、一年前より自分が成長したかを見るのです。

 2つ目は誰がどの分野において輝くのかは決まっています。そしてそれは本当にその人にしかできないことなのです。ビジネスにおいては似た分野で競合することはあります。ですが、その人の仕事やお客様に対するこだわりや伝えたいことなどの細かい点では異なってきます。それがいわゆる差別化です。差別化は無理矢理他者に出来ないことを身につけるのではなく、本当に自分にしかできないことに気づくことからはじまります。

 3つ目は愛と感謝を与えることです。人は誰かに優しくしてもらった時、親切にしてもらった時、「ありがとう」と感謝されます。ありがとうは言った人も、言われた人もとても嬉しいものです。このような関係を自分の周りの人と作ることで人は磨かれ輝いていくのです。