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エピソード-6

頭のキャパ

 時間というのはすべての人に平等に1日24時間与えられています。そして、その限られた時間の中でより多くの成果を出すためには作業・業務を効率化する必要があります。これは言い換えると、多くの成果を出すためには成果が出る作業・業務に集中することでもあります。とは言え、いわゆる雑務というのも一定量は常に発生します。この雑務に時間を取られないで、成果を出す作業・業務にどれだけの時間を集中できるかが課題です。

 そしてこの関係は時間だけに限った話ではありません。頭の中でも成果を出す作業に意識を使う部分と雑務に気を使う部分があります。これを頭のキャパと私は呼んでいます。頭の総キャパ量は短期的には、なかなか増えず、一定量です。そのため雑務が多ければ多いほど、キャパを圧迫します。反対に雑務が少なくなればなるほどキャパに空きが出来て、その分成果を出す作業に多く使うことができます。

 同じ時間作業する時でも、集中すればするほど、成果が出やすくなります。そのために必要なことが頭のキャパの空きスペースを作ること。成果を出すためには、もちろん本来の業務に集中することは大事ですが、同じくらい雑務にキャパを取られないことも重要です。